好きなものを好きなだけ

しがないオタクの独り言

アイドルだってにんげんだもの

アイドルって本当に大変な仕事だ。



自分の身体を商売道具にして我々に夢や希望を与えてくれる。
テレビの向こう側で、ステージの上で、、、たくさんの歓声を浴び、そんなにキラキラ輝かれたらそりゃあ同じ人間だって言われてもどこか一線を引いて彼らを見てしまう。生身の彼らを目のあたりにしても尚、あれは本当にその人だったのか、存在していたのか、なんて思ったりする。


私はどこまでも完璧でいる彼らを見ていて心の底から惚れているし、尊敬している。でもたまにその完璧さに自分に自身をなくしたり、彼らを応援していくことにしんどさを覚えたりもする。
そんな時彼らが不意に見せる私たちと同じような「人間臭さ」に堪らない萌えだったり、親近感だったりを覚えてまた更に彼らの沼に沈んでいく。一種のギャップ萌えというものだろうか。



私は完璧なアイドルにあまり惹かれない。少し個性的だったり、どこか不安定な所がある人が好きだ(横尾さんなんてまさにそれ)。完璧な人が嫌いな訳ではないのだが、そういう人を好きになっても長く好きではいられない。そんな人を担当にしたら毎日がとっても幸せだと思うのだけど、きっとすぐその幸せに慣れてしまってどこかで飽きが来てしまう性格なのだ。(クソ)
事実私が大好きな人たちはそれぞれにどこか不安定な所があって、胸がざわざわする事もしばしば。でもココっていう時に絶対彼らは裏切らないのだ。ちゃんとファンの気持ちをわしづかんでくる。それが堪らない(ドMヲタか)


そして私はとんでもなくチャラ男が好きです(?)
無類のチャラ男好き。私生活でも惹かれるのはコミュ力最強のイケメン(ここ大事)チャラ男だし、ジャニーズで押している人もチャラ男(語弊)。まぁただチャラいんではなく、人に可愛がられるチャラ男、礼儀をわきまえた愛されキャラが大好きなのである。そこにイケメンというエッセンスが加わればこれを最強と言わずしてなんと言うのか。

だから私は初めて彼を見た時に一目惚れした。チャラ男なのに主役にはなれない、どこか不安定な人。長い期間を経てようやく遅咲きのジャニヲタになった時にも、少し形は変わっていたけど中身は変わっていなくて。やっぱり彼にもう一度一目惚れした。


チャラ男な一面がありつつも真面目で涙脆くて、ファンをいつもあったかい目で見ている彼が好き。私だってもうそこそこいい年だし、それより年上の彼が私生活で愛する誰かと寄り添っている事くらい特に何の不思議にも思わない。ってかそうでいてもらわないと困る。チャラ男で女の子に困ってないよっていう雰囲気、それでいてファンの気持も離してくれない、そういう所が「最高かよ」と思うのだから(アホ)


でもそれはあくまでも私の中での勝手な妄想の話であって。妄想だからこそ楽しめたり考えすぎたりしないのであって。
今回みたいに具体的な名前、顔、場所、、そういう情報が入ってくると話は少し複雑だ。ちょっと「人間臭さ」がすぎる。そこはうまくベールに包まれてて欲しかった。







結局私達は実に我侭な消費者だなと(表現が悪くてごめんなさい)。女っけがなけりゃ心配しといて、匂わせたら幻滅する。ほら、こんな事考えてると相手はもとより自分の気持ちもわからなくなって自分に対してもマイナス感情が生まれてくる。





あと半月とちょっと。彼はどんな顔して私達の前に立つんだろう。きっとどういう形であっても厳しい意見があるに違いない。

プロって大変だ。アイドルって大変な仕事だ。

プロなんだからしっかりしろとよく私達は言うけれど、「しっかり」ってなんだろう。基準はそれぞれにあるわけで、きっと今回の事だってそうだろう。ただ否定的な意見の方が表に出やすいだけの話だ。





私は来月きっとそんな不安定な彼を目の当たりにしたらまた好きになってしまうんだろう。なんだかんだでそういう弱い不完全な部分があるアイドルが好きなんだ私は。
ステージから去って裏にはけるまではどうか彼には心から楽しんで欲しいし、楽しませて欲しい。笑顔を見せてほしい。それが私の考える「プロだからしっかりやる」ことの1つだ。



ドキドキする。ざわざわする。私は彼らの後ろで踊るあの子に会いに行くのだけど、大前提に「彼ら」に会いたいというのは変わらない。毎年たくさんの幸せをもらっているから。ジャニーズイチ幸せなコンサートは彼らの作り上げるステージだと思っているから。


今はただ彼が今何を考えて過ごしているのか、ほかのメンバーはそれをどう考えているのか、コンサートが無事に幕を開けるのか。


私が考えたところでどうにもならない事ばかり考えている。





ほんと、アイドルだって人間なんだな。アイドルって大変な仕事だな。